ドイ家の留守番猫

信ちゃん薫ちゃんの新居を下見

お見合いの翌日、母子の新しいおうちの下見に行って来ました。
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目の見えない信ちゃんが混乱しないよう、お引越し後は極力お部屋の模様替えは控えなければなりません。購入予定のケージやキャットタワーの置き場所も含め、改善すべき点などないか、危険なものはないか、奥様と二人で総ざらいします。
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最寄の駅からは、奥様の運転する車でお宅に向かいました。
その車中、先住動物の話題になりました。


奥様:「うち、亀いるんですけど、信ちゃん薫ちゃん大丈夫ですかね。」


・・・・・・亀。ですか。 (←どうリアクションしていいか、困る。)

まあ、ほとんど動きませんからね。コウラ、硬いですからね。


「甲羅干し必要だから、ときどきお散歩させるんです。」


ほう・・・。 

・・・・亀に、お散歩ですか。 (←だんだん不安になってくる。)


・・・・・・。



・・・・・・・。


・・・亀、可愛いですか? (←失礼な質問であることに気づいていない。)



「可愛いです!」


(そうか・・・。亀、可愛いんだ・・・。)


「今、8匹いるんです!」




・・・・・・。


・・・・・・・8匹?



「大きくなったら狭くなるから、水槽も分けないと♪」





・・・・・。



・・・・・・・。



(5秒ほど、意識が遠のく。)


そこへ追い討ちをかけるように、



「あと、すっぽんも飼おうと思ってるんです!」



・・・・・・・。



・・・・・。



・・・・・・・。








すっ・・・・・・ぽん。  ・・・ですか。

亀にも多頭飼育崩壊はあるのか?

もちろん水槽は別にするそうですが。



なんだかすごーーく不安になってきた頃、車は里親様宅に到着。



この子が、迎えてくれました。
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なんとかダックスの蘭丸クン♂三ヶ月。


奥様のご実家から毎週土日お預かりをしているそうです。
信ちゃん薫ちゃんがくるから、うちでお泊りも今日が最後だね~と奥様。

・・・ペットショップ? 

と思ったら、ご両親の知人がペットショップから購入したけれど、
子供に犬アレルギーが出たため、頼まれてご両親が引き取ったそうです。
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よかったね~蘭丸クン。

賢そうな、とってもいい子でした。



そして、亀が、出迎えてくれました。
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本当に、いた。


「人がのぞくとわかって、寄ってくるんですよ。」




本当だ。寄ってきた。
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・・・・・亀、可愛いじゃないか。




鶴は千年、亀は万年といいますよね。やっぱり亀って、長生きなんですか?


「そうですね、25年くらいです!」
「だから自分の年も考えて、今から飼い始めなくちゃいけないので、8匹!」
「この間8匹健康診断に連れて行ったんです!」


・・・・・亀に、健康診断・・・?  


「あるんですよ。元気に長生きしてもらいたいので、年一回は健康診断です!」
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                    「ボク、健康デス。」


・・・・・だんだん、落ち着いてきました。

奥様は、本当に亀が好きなのです。 (←最初からそう言っている。)
愛情をもって亀を育てているのです。(←だから、そう言っている。)

ここだけの話、TVの特番で見るオタクなコレクターを想像してしまいました。
(善良なコレクターの皆さま、すみません、すみません、)




さて、気を取り直してお部屋の検分を始めました。
猫部屋にする予定のお部屋のレイアウトを奥様と検討し、
ベランダをチェックし、室内の家具装飾品類をチェックしました。
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トイレはニャンとも設置済! ジジに見守られて(笑)




このお宅は犬猫共生住宅。全ての世帯が犬猫仕様の内装になっています。



初めて見ました、作りつけキャットウォーク&猫ドア。
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ここにも亀。(笑)
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本当に好きなんですね。


もちろん、いちばん好きなのは猫ですが。
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奥様の猫バッグ(笑) ああオシャレ心・・・ココロの余裕・・・見習いたい。


おいしいチーズケーキとアイスカフェオレをいただきながらの猫話もはずみました♪
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猫モノが溢れた素敵なお部屋★




このとき奥様は、ある猫の話をしてくださいました。 (写真なし。長くなります。)


奥様は就職前、ご自宅から片道1時間半かけて電車通学していました。
学校の近くに、猫がよく捨てられ野良猫スポットになっているお寺がありました。
猫好きの奥様は、授業のある日は必ず学校の行き帰りにお寺に寄り道しました。
そのうち、奥様はその中の一匹と仲良しになり、「ヒロシ」と名づけました。
毎日学校帰りに猫エサ持参でヒロシに会いにお寺に通いました。
「ヒロシ、今日学校でさー、」
「ヒロシ、◎△ちゃんたらね、」
奥様の話す愚痴や悩みやその日の出来事をヒロシはじっとそばで聞いてくれました。
小一時間ほどヒロシにとりとめのないおしゃべりを聞いてもらって、じゃあねと奥様が家路に向かうと、ヒロシは奥様の足にまとわりつきながら後をついてきます。
そして500mほど一緒に歩いて、いつも同じ所で奥様を追うのをぴたりとやめます。
そこがヒロシの世界の終わる所。
ヒロシはそこから先は行けません。
ヒロシは毎日そこで奥様の姿が見えなくなるまで奥様の後ろ姿を見送りました。

ヒロシは病気にかかっていました。
ヒロシのお腹は妊娠とかでなく腹水が溜まって地面につきそうなほどぱんぱんでした。
卒業が近づき、奥様はヒロシを家で飼いたいとご両親に頼みましたが、
先住猫に病気が移ることを心配したお父様が頑として許可しませんでした。
奥様は泣く泣くあきらめ、就職してからはお寺に通うこともままならなくなりました。

ご結婚が決まり、親元から独立するとき、奥様は迷わずペット可物件を探しました。
ヒロシと暮らすために。 (あ、旦那様とも)
新居が決まってお引越しを済ませると、奥様は急いでお寺に向かいました。
ヒロシを迎えに行くために。

しかし、そこにはもう、ヒロシの姿はありませんでした。

お寺の人に聞いてみると、
「ああ、あの猫なら、死んだよ。ちょっと前に。」

ほんの少し、間に合いませんでした。
ヒロシは奥様を待てずに、行ってしまいました。 
どうにかできたはずとか、そういう批判は無しでお願いします。

奥様の心の友だったヒロシ。
ヒロシにとっても、奥様と過ごすわずかな時間は、楽しいひとときだったでしょう。

病気のヒロシを、最後くらいはうちの子として世話してあげたかった。
奥様の後悔と悲しみは尽きません。

奥様のご実家で飼われている猫はブリーダーから入手したアメショーです。
でも奥様はペットショップなどでなく、里親募集サイトからヒロシのような家のない子をもらって、今度こそ幸せにしてあげようと思いました。
そうして巡り会えた信ちゃんと薫ちゃんをヒロシの分まで長生きさせて幸せにするぞと、奥様は固く心に誓っています。

何度も重ねたメール往復と、お見合いと、それでも残る漠然とした不安は、完全に消え去りました。

もう、何も心配していません。
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このお二人に、心の底から安心して信ちゃん薫ちゃんを託せます。
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ヒロシちゃんは三毛猫でした(笑・・・涙)  奥様、どういうセンスですか。
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ヒロシちゃんは、虹の橋のたもとで、お寺にいたときのように今も奥様を待っています。
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by suessekatzen | 2010-07-12 00:43 | 犬顔家の一族
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